2025年10月16日木曜日

介護福祉士の学びノート 第2講「 人として大切なこと を守る考え方」

 


科目「人間の尊厳と自立」

 第1節 人間らしさを守る権利と福祉の考え方

 第1項 その人らしさの尊重と利用者中心の介護

 

❷『人として大切なこと』を守る考え方 

「人間の尊厳」とは、「その人らしさ」と表現されることもある、「一人ひとりがかけがえのない存在として大切にされること」を意味するものです。

これは社会の中で「個人の幸せにとって欠かせない考え方」として広く共有されていると考えます。「尊厳」「その人らしさ」という言葉は、やや抽象的に思われるかもしれませんが、日々の暮らしの中で具体的に生かされているものです。

 たとえば「障害者基本法」は、すべての人が障害の有無に関わらず等しく尊重され、互いに人格と個性を大切にしながら共に生きる社会を目指す」ことが示されています。この理念は、障害のある方が自立し、社会に参加できるよう支援することにもつながっています。

つまり、尊厳の理念は現実の生活と切り離された理想ではなく、日々の暮らしをより良くしていこうとする人間の努力そのものです。介護や福祉の現場における支援も、この理念を土台として行われるべきものだといえます。



参考文献

介護福祉士養成講座編集委員会,介護福祉士養成講座1人間の理解(2),中央法規出版,2022p3



😊今回の内容に関する介護福祉士国家試験模擬問題😊
(正答はページの最下段)

介護福祉の現場において「人間の尊厳」を尊重する考え方として最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「尊厳」は抽象的な理念のため日常生活には適用されない。

2 介護支援は、利用者の自立生活や社会参加までは求めない。

3 障害の有無にかかわらず、すべての人が等しく尊重される。

4 尊厳を守るよりも、効率的な業務遂行を優先する。

5 「尊厳」は理想論であり、現実の暮らしとは無関係である。


※この模擬問題は今回の「介護の学びノート」に内容に基づいて作成しています。実際の介護福祉士国家試験の対策問題としての内容を保証するものではありません。
 

正答 3  障害の有無にかかわらず、すべての人が等しく尊重されることが基本である。



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