2026年8月22日土曜日

ひかりの里 よもやま話 #13 「暮らしを彩る『日常』」

 去る令和8年8月2日(日)、ひかりの里で納涼祭を開催しました。

 屋内会場には、射的ゲームや的当てゲーム、色合わせゲーム、ヨーヨー釣りなどのレクリエーションブース、焼きそばやフランクフルト、ポップコーン、かき氷などのフードブースが並び、60名を超えるご家族の皆様にご参加いただきました。

 ご利用者の皆様の笑顔はもちろん、お孫さんと一緒にゲームを楽しむ姿や、ご家族同士が自然と会話を交わす様子など、施設全体が夏祭りならではの賑やかで温かく楽しい空気に包まれていました。

 特別養護老人ホームは「個人の暮らしの場」でもあります。毎日の食事や睡眠だけでなく、「季節を感じること」「誰かと笑い合うこと」「家族と同じ時間を過ごすこと」も、豊かな暮らしを支える大切な日常の一部だと考えます。

 納涼祭は一年に一度の「特別感」のある行事ですが、その時間の中には、普段の暮らしを少しだけ鮮やかに彩る力があります。これからもひかりの里は、季節の移ろいを感じながら、ご利用者、ご家族、地域の皆様とともに、笑顔あふれる日常を大切に育んでいきたいと思います。



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2026年8月15日土曜日

介護福祉士の学びノート 第11講「救済より自立を重視した新救貧法 ~劣等処遇の原則~ 」


科目「人間の尊厳と自立」

 第1節 人間らしさを守る権利と福祉の考え方

 第4項 社会福祉の歩みから学ぶ人権と福祉の理念


❷ 救済より自立を重視した新救貧法  ~劣等処遇の原則~ 

1834年、イギリスでは産業革命による失業や貧困の拡大を背景に、「新救貧法」が制定されました。工場の機械化によって多くの労働者が職を失い、長時間労働や劣悪な生活環境も社会問題となったためです。

しかし、この法律は「救済は最低限にとどめるべき」という考え方を基本とし、救済を受ける人の生活は、働く人よりも厳しいものでなければならないという「劣等処遇の原則」が採用されました。

その背景には、経済学者マルサスの人口論や慈善論があり、貧困は個人の問題であり、安易な救済はかえって貧困を増やすという考え方が広がっていました。さらに19世紀後半には、ダーウィンの進化論を社会に当てはめた「社会ダーウィニズム」が生まれ、「強い者が生き残る」という考えから優生思想へと発展していきました。

現代の社会福祉は、このような歴史を反省し、「人間の尊厳」や「その人らしい暮らし」を大切にする理念へと大きく転換しています。過去を学ぶことは、今の福祉の価値を深く理解するための大切な第一歩といえるでしょう。


参考文献

介護福祉士養成講座編集委員会,介護福祉士養成講座1人間の理解(2),中央法規,2022p17-18


😊今回の内容に関する介護福祉士国家試験模擬問題😊

(正答はページの最下段)


1834年にイギリスで制定された新救貧法に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 救済を受ける人の生活水準は、一般労働者より高く保障されるべきとした。
  2. 貧困は社会全体の責任と考え、無条件で十分な現金給付を行った。
  3. 労等処遇の原則(劣等処遇の原則)を採用し、救済を受ける生活は一般労働者より低い水準とした。
  4. 人間の尊厳と自己決定を最優先とする現在の福祉理念を確立した。
  5. 障害の有無にかかわらず地域で共生する社会の実現を目的とした。

※この模擬問題は今回の「介護の学びノート」に内容に基づいて作成しています。実際の介護福祉士国家試験の対策問題としての内容を保証するものではありません。



正答 3 新救貧法は劣等処遇の原則を採用し、救済を受ける人の生活は一般労働者より低い水準とすることで、安易な救済を防ごうとした。




2026年8月7日金曜日

介護福祉士の学びノート 第10講「救済の始まりとエリザベス救貧法」

 

科目「人間の尊厳と自立」

 第1節 人間らしさを守る権利と福祉の考え方

 第4項 社会福祉の歩みから学ぶ人権と福祉の理念


❶ 救済の始まりとエリザベス救貧法 

社会福祉の歴史は、1601年にイギリスで制定された「エリザベス救貧法」から始まったといわれています。当時、毛織物産業の発展に伴う「囲い込み」によって多くの農民が土地を失い、仕事も住む場所もない人々が急増しました。この深刻な社会問題に対応するため、国家が初めて「制度」として救済を行ったのがエリザベス救貧法です。

 この法律では、困窮した人々を「働くことができる人」と「働くことができない人」に分け、働ける人には就労を、働けない人には救貧院での保護を行いました。また、子どもには徒弟奉公を通して将来の自立を目指す仕組みも設けられました。現在の生活保護制度にも、この考え方の一部が受け継がれています。

一方で、この制度は生活に困っている人を支えるだけでなく、社会秩序を維持し、労働力を確保するという目的も強く持っていました。現代の社会福祉は「人間の尊厳」を大切にする考え方へと発展していますが、その原点には、このような歴史的な制度があったことを知ることは、福祉を学ぶうえで大切な視点といえます。


参考文献

介護福祉士養成講座編集委員会,介護福祉士養成講座1人間の理解(2),中央法規,2022p16-17


😊今回の内容に関する介護福祉士国家試験模擬問題😊

(正答はページの最下段)


イギリスで制定されたエリザベス救貧法に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. すべての国民に無条件で生活費を給付する制度を設けた。
  2. 貧困を個人の責任とせず、利用者の自己決定を最優先とした。
  3. 困窮者を労働能力の有無などによって分類し、就労や保護を行った。
  4. 高齢者や障害者に対する社会保険制度を創設した。
  5. 民間の慈善活動に救済を委ね、国家の関与を廃止した。

※この模擬問題は今回の「介護の学びノート」に内容に基づいて作成しています。実際の介護福祉士国家試験の対策問題としての内容を保証するものではありません。



正答 3 エリザベス救貧法は、困窮者を労働能力などによって分類し、働ける人には就労を求め、働けない人には保護を行った。国家が制度として貧困対策を行った点が特徴。





2026年8月3日月曜日

介護福祉士の学びノート 第9講「介護保険および障害者総合支援法」

 

科目「人間の尊厳と自立」

 第1節 人間らしさを守る権利と福祉の考え方

 第3項 人権や尊厳に関連する日本の法的な枠組み


❹ 介護保険法および障害者総合支援法 

介護保険法と障害者総合支援法は、それぞれ対象となる制度は異なりますが、共通して大切にしている考えがあります。それは、「人間の尊厳を守り、その人らしい生活を支えること」です。

介護保険法では、介護や機能訓練、看護などを通じて、利用者が持っている力を生かしながら、自立した日常生活を送れるよう支援することを目的としています

一方、障害者総合支援法では、障害のある人が基本的人権を持つ一人の人間として尊重され、自分らしい生活や社会参加ができるよう支援するとともに、誰もが互いの人格や個性を認め合い、安心して暮らせる地域社会の実現を目指しています

介護福祉職に求められるのは、「何ができるか」だけを見るのではなく、「その人がどのように生きたいか」に寄り添うことです。一人ひとりの思いや価値観を大切にし、その人らしい暮らしを支えることこそ、生活支援の原点といえるでしょう。


参考文献

介護福祉士養成講座編集委員会,介護福祉士養成講座1人間の理解(2),中央法規,2022p15-16


😊今回の内容に関する介護福祉士国家試験模擬問題😊

(正答はページの最下段)

介護保険法と障害者総合支援法に共通する基本的な考え方として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 利用者のできないことは、すべて介護職が代行することを基本とする。
  2. 利用者の身体機能の改善を最優先とし、本人の意思よりも専門職の判断を重視する。
  3. 利用者一人ひとりの尊厳を守り、その人らしい生活や自立を支援を基本とする。
  4. すべての利用者に同じ内容の支援を提供することが公平である。
  5. 安全確保を最優先とするため、利用者の希望より施設の都合を優先する。

※この模擬問題は今回の「介護の学びノート」に内容に基づいて作成しています。実際の介護福祉士国家試験の対策問題としての内容を保証するものではありません。



正答 3 設介護保険法と障害者総合支援法は、ともに「人間の尊厳の保持」と「その人らしい生活の実現」を基本理念としている。利用者の意思や能力を尊重し、自立した生活を支援することが重要。





2026年7月26日日曜日

ひかりの里 よもやま話 #12 「季節の行楽弁当」

 


 特別養護老人ホームで季節を感じていただくための行事や食事を提供することには、とても大きな意味があります。

ひかりの里の栄養・調理課の企画である「季節の行楽弁当」は、気軽にお花見や紅葉狩りに出かけることが難しい利用者様に、少しでも季節の「空気」を感じてもらえるように、“食事で小さなお出かけ気分を味わっていただく”取り組みです。

 春のお花見弁当なら桜の明るい雰囲気を、秋の紅葉弁当なら色づいた景色を思わせるように、食材の色や盛り付けにも工夫をこらしています。ご利用者さんから聞こえる「わぁ、きれい」「これ好きなんだよね」という声は、職員にとっても大きな励みになります。

 「季節の行楽弁当」は、お腹を満たすだけではなく、心がぱっと明るくなる時間をつくる企画と考えて実施しております。季節の楽しさを感じることは、毎日の意欲や元気にもつながります

これからも四季折々の楽しみを、食事を通してお届けできるよう、これからも職員一同、創意工夫を続けていきたいと思います。


これまで提供した行楽弁当(画像は加工してあります)

 
春のお花見弁当



秋の紅葉狩り弁当



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2026年6月2日火曜日

介護福祉士の学びノート 第8講「社会福祉法」

 

科目「人間の尊厳と自立」

 第1節 人間らしさを守る権利と福祉の考え方

 第3項 人権や尊厳に関連する日本の法的な枠組み


❸ 社会福祉法 

社会福祉法は、社会福祉の基本的な事項を定めた法律であり、その中心には「個人の尊厳の保持」が据えられています。これは、すべての福祉サービスが利用者の人格と意思を尊重することを基本原則としているという意味です。第5条では、サービス提供者は利用者の意向を十分に尊重し、地域との連携を図りながら支援を行うことが求められています。

さらに重要なのは、社会福祉法が「自立」と「生活支援」を結びつけている点です。利用者が持つ能力に応じて、自分らしい生活を送れるよう支援することが福祉の目標とされています。また、「福祉サービスを利用する主体は利用者自身である」という視点が明確に示され、従来の“措置”から“契約”へと制度が大きく転換しました。

この理念は、介護保険法や障害者総合支援法にも受け継がれ、日常生活から社会参加までを包括的に支える仕組みへつながっています。つまり社会福祉法は、利用者の選択と尊厳を守るための土台となる重要な法律なのです。


参考文献

介護福祉士養成講座編集委員会,介護福祉士養成講座1人間の理解(2),中央法規,2022p13-15


😊今回の内容に関する介護福祉士国家試験模擬問題😊

(正答はページの最下段)

社会福祉法の理念に関する説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 社会福祉法では、福祉サービスの主体は行政であり、利用者の意思よりも行政判断が優先される。

  2. 社会福祉法第5条は、サービス提供者に対し、利用者の意向よりも効率性を優先するよう求めている。

  3. 社会福祉法は、自立支援よりも保護的な措置を重視し、利用者の選択権は限定的である。

  4. 社会福祉法は、利用者の人格・意思の尊重を基本原則とし、措置制度から契約制度への転換を促した法律である。

  5. 社会福祉法の理念は介護保険法や障害者総合支援法には継承されていない。


※この模擬問題は今回の「介護の学びノート」に内容に基づいて作成しています。実際の介護福祉士国家試験の対策問題としての内容を保証するものではありません。



正答 4 設問のとおり(社会福祉法は、利用者の人格・意思の尊重を基本原則とし、措置制度から契約制度への転換を促した法律である)。







2026年5月11日月曜日

ひかりの里 よもやま話 #11 「ユニット会議」について


  ひかりの里などの特別養護老人ホームでは、各ユニットごとに定期的な「ユニット会議」を開催しています。ユニット型特別養護老人ホームでは、入居者様お一人おひとりの生活リズムや価値観を大切にし、その方らしい暮らしを支えることが求められています。そのため、職員同士が日々の様子やケア内容を共有し、より良い支援について話し合う場としてユニット会議は重要な役割を担っています。

 会議には、介護職員を中心に、看護職員、理学療法士や歯科衛生士などの医療専門職、管理栄養士、生活相談員など、多職種が参加しています。それぞれの専門的な視点を持ち寄ることで、身体状況だけでなく、食事・口腔ケア・生活環境・心理面など、さまざまな角度から入居者様の暮らしを支えるケアについて検討しています。

 また、ひかりの里では、見守り支援機器「眠りSCAN」のデータも活用し、睡眠状況や夜間の状態を客観的に確認しながら、より安心して過ごしていただけるケアについて検討しています。感覚だけに頼るのではなく、データを参考にしながらケアを振り返ることで、入居者様お一人おひとりに合わせた支援につなげています。

 特別養護老人ホームの運営上においても、ケアの統一や職員間の情報共有は重要とされており、ユニット会議は質の高い個別ケアを実現するための大切な取り組みです。これからも、入居者様に寄り添った支援を大切にしながら、より良いケアの実践に努めてまいります。



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2026年3月23日月曜日

ひかりの里 よもやま話 #10 老人ホームなどの種類について

 

 特別養護老人ホーム(特養)、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、いずれも高齢者が安心して暮らすための住まいですが、役割やサービス内容に特徴があります。

 特養は、社会福祉法人が運営しており、原則として要介護3以上の方が対象で、常に介護が必要な方のための施設です。食事・入浴・排泄などの日常生活の介護を施設が一体的に提供し、終の住まいとして利用されることが多いのが特徴です。費用も比較的抑えられています。

 有料老人ホームは企業などが運営しており、「介護付き」「住宅型」「健康型」など複数の種類があります。介護付きは施設内で介護サービスが受けられますが、住宅型は外部の介護サービス等を利用する仕組みです。設備やサービスが充実している分、費用は幅があります。

 サ高住は、同じく企業などが運営しており、バリアフリーの賃貸住宅に安否確認や生活相談が付いた住まいです。基本的に介護サービスは外部の事業所を利用するため、比較的自立度の高い方や軽度の介護が必要な方向けです。自由度が高く、自分らしい生活を続けやすい点が特徴です。

 それぞれの施設には特徴があり、本人様・ご家族様のニーズ合わせて選ぶようにします。ご本人の介護度や生活スタイル、ご家族の希望を踏まえながら、安心して暮らせる環境を選ぶことが大切です。

 もっと知りたい・調べたいときは、お近くの地域包括支援センターや居宅介護支援事業所、ご担当のケアマネジャーにお問い合わせください。


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2026年3月10日火曜日

ひかりの里 よもやま話 #9 ユニット型特別養護老人ホームについて

 



 近年の特別養護老人ホームは、「ユニット型特別養護老人ホーム」が主流になっています。ユニット型の特別養護老人ホームは、2000年代に制度として整備されました。原則として、おおむね10人以下の少人数グループで生活する仕組みです。ひかりの里は、8ユニットあり全体の定員は80名です。(10名×8ユニット)

 ユニット型の特別養護老人ホームは、従来の多人数での生活スタイルとは異なり、家庭に近い環境の中で、その人らしい暮らしを大切にする「ユニットケア」という考え方から生まれました。ユニットケアの理念は、北欧などで発展した「個別ケア」の考え方に影響を受け、日本でも少しずつ広がってきました。

 顔なじみの職員と少人数の利用者で生活することで、落ち着いた雰囲気の中で一人ひとりの生活リズムや好みに寄り添ったケアができることが大きな魅力です。一方で、職員配置や運営の工夫が求められるなどの課題もあります。

 しかし、利用者の「その人らしい暮らし」を大切にするという理念は、これからの高齢者ケアにおいてとても重要な考え方と言えます。



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2026年2月9日月曜日

介護福祉士の学びノート 第7講「日本国憲法第25条 生存権」


 科目「人間の尊厳と自立」

 第1節 人間らしさを守る権利と福祉の考え方

 第3項 人権や尊厳に関連する日本の法的な枠組み


❷ 日本国憲法第25条「生存権」 

日本国憲法第25条には、「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と定められています。これは 生存権 と呼ばれ、人が人間らしく生活するための基盤となる重要な人権です。単に命があるだけではなく、尊厳を保ちながら安心して暮らせる生活水準を守る権利だと言えます。

さらに条文では、国が社会福祉や社会保障を充実させ、国民の生活を支えるために努力しなければならないことも示しています。つまり、生存権は「国が責任を持って保障するべき生活の最低ライン」を示し、その理念は介護・福祉制度の大きな土台となっています。

介護の現場で行われる支援は、この生存権の実現と深く結びついています。利用者一人ひとりの生活の質を高め、安心できる日常を支えることは、生存権の考え方そのものです。介護福祉職による支援が尊厳ある暮らしの実現につながる大切な役割を担っていると言えます。


参考文献

介護福祉士養成講座編集委員会,介護福祉士養成講座1人間の理解(2),中央法規,2022p13


😊今回の内容に関する介護福祉士国家試験模擬問題😊

(正答はページの最下段)

日本国憲法第25条に基づく「生存権」と介護支援の関係について、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 生存権は、国が生活支援を行う義務を負うものではなく、個人が自力で生活水準を維持することを求める権利である。

  2. 生存権は、最低限の生命維持のみを意味し、文化的側面は含まれない。

  3. 生存権は、国が社会福祉・社会保障を整備し、国民の生活を支える責務を負う権利である。

  4. 介護支援は、生存権とは無関係に提供されるサービスである。

  5. 生存権は憲法には規定されておらず、法律上のみ認められている概念である。


※この模擬問題は今回の「介護の学びノート」に内容に基づいて作成しています。実際の介護福祉士国家試験の対策問題としての内容を保証するものではありません。


正答 3 設問のとおり(生存権は、国が社会福祉・社会保障を整備し、国民の生活を支える責務を負う権利である)。







2026年1月26日月曜日

ひかりの里 よもやま話 #8 実習生の受入れについて

  


 ひかりの里では、未来を担う介護・福祉・看護の人材育成に力を入れています。各専門職の実習生を受入れは、学生の実践教育と同時に、ひかりの里職員にとっても学びの機会を得る場面でもあります。

 実習指導を行うことでの学び直しや教育的効果が生まれ、利用者様への支援技術ブラッシュアップやモチベーションアップにもつながります。実習生にとっては、現場での実践を通じて学びを深める大切な機会となり、実習生の受け入れは双方にとって大きな相乗効果があります

 令和6年度の受け入れ実績は、介護実習5校延29名、社会福祉実習2校4名、看護実習1校7名で、合計8校延40名にご参加いただきました。多様な実習生への指導を通じて、ひかりの里職員も幅広い人材と出会い、新たな気づきを得ています。

 今後も地域や教育機関と連携し、利用者様・ご家族様の協力を得ながら、学びの場を広げて、より良い生活支援の実現をめざしてまいります。

(か)

(^^)実習生は実習を通じて社会人としても成長します(^^)



2026年1月21日水曜日

ひかりの里 よもやま話 #7「オンライン・レク」について

 


 ひかりの里では、株式会社「第一興商」様の主催によるオンラインコンサートやオンラインレクリエーションを通して、利用者さまに「楽しい時間」と「人とのつながり」を感じていただけるひとときをお届けしています。

 会場まで出かけることが難しい方でも、画面を通して生の歌声や語りかけに触れられるのは、オンラインならではの大きな魅力です。

 利用者様は、レクリエーション担当の「ごぼう先生」の軽快な掛け声に合わせて体を動かしたり、演歌歌手のきれいな歌声に自然と手拍子が生まれたりしています。そのような反応が見られるとスタッフも元気をいただけたりします。

 オンラインの強みのひとつは、主催者・全国の他事業所・ひかりの里が「つながる」ことです。「ごぼう先生」との双方向のやりとりで、遠くのどこかの事業所の皆さんと「一緒に楽しんでいる」という一体感が生まれます。

 距離を越えて感動を共有できるオンラインの力を活かしながら、これからもひかりの里では、利用者さまの毎日にそっと彩りを添え、「利用してよかった」と感じていただける取り組みを続けてまいります。



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2026年1月16日金曜日

介護福祉士の学びノート 第6講「日本国憲法第13条 幸福追求権」

 


科目「人間の尊厳と自立」

 第1節 人間らしさを守る権利と福祉の考え方

 第3項 人権や尊厳に関連する日本の法的な枠組み


❶ 日本国憲法第13条「幸福追求権」 

日本国憲法第13条には、「すべて国民は、個人として尊重される」と明記されています。これは、一人ひとりがかけがえのない存在であるという考え方を示しており、個人の尊重は、多くの人権の基盤となる重要な理念となります。

同時に、この条文には「公共の福祉に反しない限り」という言葉が添えられています。これは、すべての人が人権を平等に享受できるよう、社会全体の調和を保つための考え方で、自由や権利は無制限ではないという、他者の尊厳を守るための一定の制約が必要だという考え方です。

公共の福祉とは、すべての人が人間らしい生活を送り、安心して暮らせるようにする社会的な仕組み(公序良俗)のことでもあります。たとえば、高齢者虐待防止法のように、尊厳を守るための制度が整えられていることも、その一例です。


参考文献

介護福祉士養成講座編集委員会,介護福祉士養成講座1人間の理解(2),中央法規,2022p11-13


😊今回の内容に関する介護福祉士国家試験模擬問題😊

(正答はページの最下段)

日本国憲法第13条の理念と介護実践の関係について、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 個人の尊重とは、利用者の希望を常に最優先し、社会的なルールや安全よりも個人の自由を尊重することである。

  2. 公共の福祉とは、国家が個人の自由を制限して統制するための考え方である。

  3. 個人の尊重は、他の人権とは無関係であり、介護支援には影響しない。

  4. 公共の福祉は、すべての人が人権を公平に享受できるようにするための社会的調和を意味する。

  5. 高齢者虐待防止法は、公共の福祉とは無関係で、介護実践には適用されない。


※この模擬問題は今回の「介護の学びノート」に内容に基づいて作成しています。実際の介護福祉士国家試験の対策問題としての内容を保証するものではありません。


正答 4 設問のとおり(公共の福祉は、すべての人が人権を公平に享受できるようにするための社会的調和を意味する)。


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2026年1月9日金曜日

ひかりの里 よもやま話 #6 「季節の食事について」

 

 
 特別養護老人ホームにおける食事は、利用者様の毎日の暮らしに寄り添う、大切なひとときです。栄養をとるだけでなく、食事の時間そのものが楽しみとなり、生活のリズムや心の安寧にもつながっています。

 私たちの日常には、お正月のおせち料理や節分、ひな祭り、クリスマスなど、受け継がれてきた季節の文化行事やイベントなどで食事を楽しむ文化があります。ひかりの里でも、こうした行事食を取り入れながら、季節を感じていただける食事づくりを心がけています。

 要介護状態にある利用者様にとっては、食べやすさがとても大切です。そのため刻み食やソフト食であっても、彩りや盛り付けを工夫し、「目でも楽しめる食事」「その人により適した食事形態」となるように、栄養・調理課をはじめ、スタッフが連携して検討を続けております。

 また、施設の集団給食という形の中でも、味の好みや食事量など一人ひとりの違いを大切にし、可能な限り個別性に配慮した対応を行っています。物価高騰が続く厳しい状況ではありますが、皆様からお預かりした大切な予算の中で工夫を重ね、利用者様やご家族に安心と満足を感じていただける食事の提供を続けてまいります。



2025年12月20日土曜日

介護福祉士の学びノート 第5講「人権思想の発展とヒューマニズム」

 


科目「人間の尊厳と自立」

 第1節 人間らしさを守る権利と福祉の考え方

 第2項 人権思想と発展


❷ 人権思想の発展とヒューマニズム 

人が老い、病気や障害などによって生活に支障をきたしたとき、その人の尊厳を守り、生活を支えることは国家や社会の大切な役割(セーフティーネット)です。こうした考えの背景には、人間を中心に考える「ヒューマニズム(人間尊重の思想)」があります。ヒューマニズムを源流とする基本的人権は、各国の憲法に取り入れられ、現代の福祉の理念を支えています。 

前回(第4講)でも示したように、18世紀のアメリカ独立宣言やフランス人権宣言では、人が生まれながらに持つ自由と平等の権利が示されました。さらに20世紀に入り、ドイツのワイマール憲法では世界に先駆けて「生存権」が定められ、人間らしい生活を保障する社会権の考え方が生まれました。日本国憲法第25条にも、この「生存権」の理念が掲げられています。 

また、第二次世界大戦後に採択された「世界人権宣言」では、「自己の尊厳と人格の自由な発展を実現する権利」が示されました。これは、すべての人が社会の中で自らの力を発揮し、成長していくための環境を整えることの大切さを示しています。


参考文献

介護福祉士養成講座編集委員会,介護福祉士養成講座1人間の理解(2),中央法規,2022p8



😊今回の内容に関する介護福祉士国家試験模擬問題😊
(正答はページの最下段)

人間の尊厳を守る考え方に関する説明として、最も適切なもの1つ選びなさい。

1 ヒューマニズムは国家や社会の秩序を優先し、人間の尊厳を後回しにする思想である。

2 ドイツのワイマール憲法では、生存権を初めて明確に規定し、人間らしい生活の保障を重視した。

3 世界人権宣言では、経済的な権利のみが中心で、人格の自由な発展には触れられていない。

4 日本国憲法第25条では、自由権のみが保障されており、生存権の理念は含まれていない。

5 アメリカ独立宣言やフランス人権宣言は、社会権よりも国家権力の強化を目的としていた。


※この模擬問題は今回の「介護の学びノート」に内容に基づいて作成しています。実際の介護福祉士国家試験の対策問題としての内容を保証するものではありません。


正答 3 設問のとおり(ドイツのワイマール憲法では、生存権を初めて明確に規定し、人間らしい生活の保障を重視した)。



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